車輌工作・加工のすすめ
このページでは、実際に多くオーダーされている加工の中から代表的なものを画像等を使って
模型の技術的な事や加工ポイントを解説致します。
腕に自信有る方のみならずこれから加工・改造を始めようという方のご参考になればと思います。
寝台車のドア交換・番代変更
オハネフ25北斗星を一般のオハネフ25−0番代 前期型・後期型に変更する工作です。
オハネフ25北斗星を加工する場合一番違う所はドアなのでこのあたりを中心にした工作となります。
まずドアを交換するためには客用ドアーの引き戸を折り戸にするための撤去作業をします。
引き戸のモールドの内側をドリルで数カ所穴を開けてしまいます。
穴を開けたらカッターで少しずつ穴同士を切り繋いで最終的にはドアの部分を全部くりぬいてしまいます。

2番目の画像はくりぬき終わった画像です。
くりぬくコツは決して一気に終わらせようとすると失敗するので有る程度形になったら後はヤスリで地道に整形していくことです。
この時に次にはめ込む折り戸のドアパーツとの寸法調整を必ずしておくこと。
作例ではドアエンジンの点検蓋の削り落としとドア横の手摺り部分のへこみ工作をしています。
手摺りのへこみを作るときはカッターと彫刻刀の平刀で整形します。
まだこの時点では点検蓋増設時の車体裾延長部分は削って整形しません。

3番目の画像は車体全体の加工を施したものでカトー製品は帯の部分が出っ張ってしまっているので帯を消す加工として
帯の部分を400番のペーパーで削り落としていきます。特に一番上の線は特に入念にしておかないと後で後悔します。

4枚目の画像は交換するドアをはめ込み瞬間接着剤で固定接着します。
奥の車輌はオハネ25よりドアだけを切り取ってはめ込んだ試作車輌で工作的にはこちらの方が難易度が高くなります。
通常は前の車輌の様に真鍮製の別売りパーツをはめ込むのが一般的になります。
ドアを固定した後に車体裾の部分を削り落として整形します。手摺りとなる真鍮棒を付けて車体工作は終了です。

次に塗装作業に入りますが、そのまま塗装してしまうとペーパーで削った跡がはっきりしてしまうので
まずサーフェイサーを全体にスプレーしてから1000〜2000番のペーパーで水研ぎをして下地を整えます。
この時にキズ等が有ればパテなどで修正しておきます。2000番のペーパーで水研ぎをすれば車体は光って見えるはずです。
塗装はスプレーでもいいのですが、私は今回の青20号に自己調製した調色塗料を使用しているために
エアーブラシにて塗装しています。エアーブラシの時は通常に筆塗り塗装する時も4倍程度薄めて使っています。

車体の塗装が済めば次は帯の表現をどうするかですが、一般的には銀を塗装すれば良いのですが質感的にステンレスの感じ
が出ないので銀テープを貼って表現します。但し好みの太さのものは市販されていないので1ミリ幅のテープをプラ板の上に
貼り付けてから大体0.2ミリと0.4ミリの幅に切り出します。テープは切る時に伸びる傾向が有るので有る程度の精度でしか
切れませんが慣れてくると有る程度揃った物が切れるようになります。
この時のカッターはNTカッターのデザイン用が刃先が細くできていて適しています。

最後に車体を組み立てれば完成です。ステンレスの帯の感じが良く出ていると思います。
画像は交換のドアをオハネ25より持ってきた車輌です。
